責任の行方と通訳の立場
- 2017/07/02
- 21:39
上司の責任の取り方について。
最近これについて何度か考える機会があり、
ちょうど、私の愛読ブログのうちの一つでも同じ問題に直面されてらっしゃっていたので、
恐れ多くも該当記事を引用させていただきます。
台湾生活に奮闘されてらっしゃる日本人妻さんのブログ:
台日夫婦 梨子の台湾生活
その方が台湾で日本企業を相手に通訳をされた時の感想記事です
ちなみに、
うちの台湾人旦那もこの台湾人工場長と同じこと言ってました。
「それは実際にミスした奴の問題だろ」
(実は私もそう思ってしまいました...苦笑)
上司の役割(責任の取り方含め)については、
日系企業に勤めてる友人からも、日本人と台湾人の考え方が違うという話を何度か聞いたことがあります。
よく耳にする話では
日本:部下の失敗は上司の責任
台湾:失敗した奴が責任をとるべき
まぁ....
日本社会は”上司が責任をとる”が理想とされてますが、
いざ自分が上司の立場になっても、そうできる人は多くないんじゃないでしょうか。
(自分ができないことでも、他人に押し付け、それで自分は出来てると勘違いしてる人が多い?)
ちなみに、
台湾企業も上司が責任を取らされることはあります。
私が今勤めている会社も、
品質管理の現場のミスを科長が責任を取らされてました。
今回の問題でしみじみ思ったのが、責任問題に限らず、
私が台湾で出会った日本企業は、日本基準を持ち込んでくることが多かったということ。
(顧客、サプライヤーともに)
そして、日本の会社システムの方が台湾より優れているから、
と言わんばかりの態度だったのを鮮明に覚えています。
(台湾側スタッフとしてイラっと感じたのは、今では懐かしい思い出。笑)
あと、通訳をしていた私が日本人だったからか、
「君は日本人なんだから分かってくれるでしょ?」と言って同意を求められました。
ただ、
台湾企業の社員として通訳をしている時は、
それを見越しての交渉役を担わされていたので、究極の板挟み状態でした。
(通訳というよりは営業だったからかな?)
台湾企業の社長曰く、
「お前はどっちの会社の給料もらって働いてるんだ。」
「日本側を説得しろ。お前の日本語で何とかしろ。」=問題解決までが仕事
企業通訳は交渉役までこなせ。
こういうことになるんでしょうね。
だからこそ、他の台湾人より高い給料払ってんだぞって。
あぁ胃が痛い。
(´・ω・`;)